品種

ランドレース種
デンマークで改良して成立したデンマーク・ランドレース種が基礎となった一群の品種。被毛は白色、耳は垂れていて体長が長く、後躯(こうく)が充実しています。背脂肪が薄く赤肉率が高くて、発育も極めて早いのが特徴です。

大ヨークシャー種
イギリス・ヨークシャー原産の白色、大型の品種。と体は赤肉率が高く、加工品の原料として高い評価を得ています。発育も早く、純粋種としてはランドレース種についで多数飼育されています。

デュロック種
合衆国東部原産の赤色の品種。耳は立っていますが、先端の2/3が前方に垂れる半垂耳。体質は強健で飼いやすい品種として有名です。

 繁殖性の優れたランドレース種と産肉性の高い大ヨークシャー種を掛け合わせた雑種母豚に、肉量や肉質に優れたデュロック種の雄をかけ合わせた雑種豚を飼育しております。
テーブルミートとして、最も適しており、柔らかく栄養に富みヘルシーな肉に仕上がります。

SPF豚

 SPFとはSpecific-Pathogen-Freeの略字で、「特定病原体不在」という意味です。
SPF豚とは日本SPF豚協会が規制対象にしている以下の病原体をもっていない豚のことをいいます。

萎縮性鼻炎

鼻や上顎の骨の萎縮を起こし、発育遅延に繋がる。

豚赤痢

粘血下痢便が特徴の急性または慢性の豚の下痢。

オーエスキー

妊娠豚では死産・流産、哺乳豚では嘔吐・下痢・けいれん等の症状を起こし、死亡するものも多い。

トキソプラズマ感染症

人畜共通伝染病の一種で、ヒトが妊娠した状態で初感染すると、流産などを引き起こす。

マイコプラズマ肺炎

呼吸器に症状が出る。乾性の咳など。細菌およびウィルスの二次感染を引き起こしやすい。

 上記の病気がなくなれば、それにともなって他の病気もほとんど発生しなくなります。
その結果、抗菌性薬剤の使用は極端に少なくなり薬剤残留の心配は解消し、薬剤耐性菌の出現を抑えることにつながります。家畜衛生を中心とした精度の高い管理技術は、正常な腸内細菌叢の生成と順調な発育を促し、臭みがなく、軟らかくて美味しい豚肉生産を可能にします。
※ヘルスチェック 年2回

飼料

 イソマルトオリゴ糖を食べた健康な豚のお肉です。
健康に育った豚の肉は豚特有のにおいが抑えられてどんな料理にもマッチします。
イソマルトオリゴ糖が配合されることにより獣臭が少なく、あっさりとした豚肉が作られます。
サプリメントでも知られているとおり、腸内の細菌叢を改善し、善玉菌の増殖を促し、悪玉菌の増殖を抑制する効果があります。腸内の環境を改善し、臭みの少ないあっさりとした豚肉に仕上がります。
また、飼料メーカーの責任により、飼料中の残留農薬検査を行います。
検査項目は生体濃縮農薬を中心に総DDT、ディルドリン、ヘタプクロル、リニュロン、オキサジアシンです。

定期検査

 抗生物質と合成抗菌剤及び最新の検査を月1回実施しています。
検査抗生物質はアンピシリン、カナマイシン、オキシテトラサイクリン系等です。